Messageメッセージ

各界著名人からのメッセージ(五十音順)

本展覧会の開催にあたって、皆様からいただきましたメッセージを紹介します。

会田誠
​Courtesy Mizuma Art Gallery
藤田は――Foujitaは、われわれ日本人の可能性と限界について考えさせてくれる。画家という、インテリにあらざる、実地に腕を動かす一種サービス業の、栄光と哀愁の全人生を通して。
会田誠(美術家)
小栗康平
フジタの半生は「騒がしかった」かもしれないが、残された絵画はいたって静謐である。
時を経て、その静けさはいっそう強まって感じられる。
フジタが抱え隠した孤独や淋しさが、今になって鮮明になってきてはいないだろうか。
小栗康平(映画監督)
加藤夏希さん
私が藤田嗣治氏の絵を見たのは幼少期でした。
秋田の行事を描かれた彼の作品はとても大きくて、小さかった私にはプラネタリウムのような世界でした。
乳白色を使って女性達を描いていたのを知ったのは、大人になってからでした。独特の色合いと描かれている美しい女性達に、同じ女性としてもうっとりしてしまいます。
藤田嗣治氏がどんな方かわかりませんが、どこの国へ行っても自分に魅了させる力がある方なんだろうなと、だからこそモデルになった人たちは、皆素顔のままで、描かれているなと感じます。
藤田嗣治氏の世界は大好きで、いつかフランスの礼拝堂へ、
足を運ぶのが私の夢です。
加藤夏希(女優)
岸惠子
​ⒸIkuo Yamashita
「アッツ島玉砕」を戦争賛歌とし、藤田嗣治さんを去らしめた戦後日本を私は悲しいと思う。戦争悪を描いた傑作なのに。晩年の藤田さんに私は寂しい翳を見た。瞳の奥には希代の才能が生んだ作品群、特に巨大壁画「秋田の行事」の躍動する煌めきも感じた。欧州画壇の寵児ではあっても、日本国籍を離脱するのは辛かったのではないかと、私は想像する。
岸惠子(女優)
坂本美雨
猫を愛し、猫に愛された人。
そしてどこか父に似ている。
あなたの描いた美しい線をすぐそばで見られる幸せ。
坂本美雨(ミュージシャン)
戸田恵梨香
今まで、一人の画家の生涯を知ったうえで絵を見たことはありませんでした。
知れば知るほど絵に興味がわき、絵からは藤田嗣治さんのユーモアを凄く感じました。
少しでも藤田さんのことを知ってから、絵を見てもらいたい。
自分のネガティブな部分を恥じるわけでも、かっこいいと思うわけでもなく、
そこに、ある美学を感じて恥じらいなく正面から向き合っている。
そんな画家に出会い、すっかりファンになりました。
戸田恵梨香(女優)
林英哲
​M.Tominaga
日本と西洋、その狭間でもがいた人生が胸を打つ。
フジタさんが帰れなかった日本。
その望郷の想いを組曲にし、
この秋パリでの上演が決まった。
天使になったフジタさんに届けたい。
林英哲(太鼓奏者)